生ハムとズッキーニのオープンサンド

耳までカリカリに焼けたトーストに、生ハム&ズッキーニが相性抜群のオープンサンド。盛りつけのポイントは、ど~んと主張するズッキーニとは対象的に、ベビーリーフや差し色のラディッシュを丁寧に繊細に配置することです。

2人分

材料

分量

下準備・メモ

食パン(4枚切り)
2枚
 
バター
適量
 
ズッキーニ
1/4本
ヘタ付きのまま縦に5mmの薄切りにする
生ハム
4枚
 
ベビーリーフ、クレソン
適量
 
ラディッシュ
1個
1mm幅の薄切りにする
オリーブオイル
適量
 
適量
 
パルメザンチーズ
適量
 
粗挽き黒こしょう
適量
 
作り方
手順1
フライパンにオリーブオイルをひき、ズッキーニをしんなりするまで焼き、塩で味つけをする。
手順2
[プレスサンドメーカー キルト]を予熱し、4枚切りの食パンを3分焼く。
手順3
焼けたらパンを取り出し、表面にバターを塗る。
手順4
パンの上に、用意した具をバランスよく盛りつけ、最後にパルメザンチーズと粗挽き黒こしょうをかけて仕上げる。

植木’S POINT

  • フォトジェニックに仕上げるため、ズッキーニのヘタはつけたままカットします。
  • オープンサンドはボリュームが出るので色数は少なくてもいいと思います。メインの具をどんな風に置くかイメージしたら、その他の具をバランスよく配置します。このレシピではラディッシュの赤がポイントになりました。
  • 少し面倒なようですが、ベビーリーフや葉物は特に、ガサッと置いてしまうより、一つひとつの葉の形を見極めて、絵を描くように丁寧に置くことで、写真に撮ったときに差が出てくると思います。

Recipe & Tips

Crew's Feeling

“インスタ映え”というワードが流行し、SNSに投稿する写真もレベルが高くなっている昨今、フォトジェニックな料理と、それをきれいにみせる盛りつけ方が知りたい! と、インスタグラムで料理を投稿する“デリスタグラマー”でもある植木さんにオファーさせていただいた今回のFUN WAY。インスタで見る植木さんの料理写真はとても美しく、きっとハイレベルなテクニックが隠されているはず……! と思って取材してみると、「写真を撮るために豪華な料理を作る」のではなく、「普段の料理をおいしくみせるために、丁寧に盛りつける」という、すぐに真似できる植木流の盛りつけ術を知ることができました。とはいえ植木さんほどセンスのいい盛りつけをマスターするには、日頃の積み重ねと修業が必要! これからも植木さんのインスタを見て美しい盛りつけを真似しながら、料理をもっと楽しく、ワクワクする食卓にしていきたいと思った取材陣でした! 料理は女性のものと思われがちですが、その追求心と繊細さはむしろ男性だからこそのものかもしれないと思ったりもしたのでした。

Food Creator's Voice

インスタが流行る前までは、「盛りつけ」といったら高級料理店で出てくるような、繊細なものしかありませんでした。でもSNSが普及し、一般の方も自分の料理を発信できる今、普段の料理をおいしそうに、さらに写真に撮って絵になるように盛りつけたいという方が増えたように思います。僕の料理は野菜が多めで、この多めの野菜をどうやったらきれいにみせられるか? と考えたことが盛りつけを意識したきっかけでした。そんな風に少しだけ盛りつけについて意識すると、ちょっとずつスキルは上がっていくと思います。すぐにフォトジェニックな料理を作りたい! というときには、かわいい焼き目がつく[プレスサンドメーカー キルト]が力を貸してくれますよ。特に[リミテッドスター]は星柄の焼き目がつくので、ポップな写真がすぐに撮れます。素敵な写真が撮れるのはもちろん、日々の食卓をワクワクさせるものに変えてくれるのが、盛りつけの醍醐味です。もっと盛りつけテクニックを学びたい! というときは、ぜひ僕の書籍『盛りつけエブリデイ』を参考にしてみてくださいね。盛りつけでもっとおうちごはんを楽しみましょう!

Photos_Mitsugu Uehara  Direction & Text_Mio Fujimoto(Winner’s)