料理家 渡辺 麻紀さん

つみれが主役のあったか鍋 <全2回>

寒くなってくると恋しくなるのが鍋料理。今回は、具がマンネリになりがち…という人にもおすすめの、つみれを使った鍋をご紹介。[カプセルカッター ボンヌ]を使えば、ふわふわジューシーなつみれが手作りできるし、残ったタネは冷凍保存できるから少し多めに作っておいてもいいですね! つみれが主役の鍋料理、好きな味付けでアレンジもお楽しみください!

サーモンボールで北欧風メレンゲミルク鍋

ふわっふわのメレンゲが新食感の北欧風鍋。SNSに上げたくなる見た目もさることながら、まろやかなミルクが優しく体を温めてくれる至福の味わい。口のなかでふわっと溶けるメレンゲも、[カプセルカッター ボンヌ]であっという間に作れます! ピンク色がかわいい主役のサーモンボールは大きめに作ってボリュームを出しました。今回は、北欧の魚介料理の定番、ディルといくらをトッピング。ちょっと人に自慢したくなるおしゃれ鍋です。

サーモンボール12個分(鍋に使うのは6個)

材料

分量

下準備・メモ

【サーモンボールの材料】
 
 
生鮭
300g
皮と骨を取り除いた正味量。ひと口大に切る
玉ねぎa
1/4個(60g)
放射状に8~10等分に切る
2個
卵黄と卵白に分けておく
【A】パン粉
大さじ2
 
【A】カッテージチーズ
60g
 
【A】
小さじ1/3
 
【A】こしょう
少量
 
クミンシード
小さじ2/3
 
【鍋の具とスープ】
 
 
じゃがいも(小)
2個
皮をむき、1.5cm厚さの薄切りにする。小さいものなら縦半分に切る
玉ねぎb(小)
1個
1cm程度のくし形に切る
【B】
1ℓ
 
【B】固形ブイヨン
3個程度
チキンやコンソメなど。水1ℓ分の個数
【B】ローリエ
1枚
 
牛乳
150ml
 
バター
小さじ2
 
少量
 
レモンの皮のすりおろし
1/2個分
 
ディル
適量
 
いくら
大さじ2程度
 
作り方
手順1
卵は卵黄と卵白に分ける。玉ねぎa を8~10等分に切って[カプセルカッター ボンヌ]のカップに入れ、「連続プッシュ」をして、みじん切りにする。ボウルに取り出す。
手順2
鮭はひと口大に切り、半量を[カプセルカッター ボンヌ]のカップに入れ、「パルスプッシュ」をして、粗めのミンチ状にする。①のボウルに加える。
手順3
残りの鮭と卵黄、【A】をカップに入れ、「連続プッシュ」をして、全体がなめらかになるよう攪拌する(POINT★1)。
手順4
③を②のボウルに加え、クミンシードを加える。
手順5
タネをへらなどで混ぜ合わせる。
手順6
タネを12等分にし、ボール状に丸める。このとき、手にサラダ油やオリーブオイル(分量外)などを薄く塗っておくとタネがくっつかず、作業しやすい。
手順7
鍋を作る。[ポットデュオ タント]に「セラミックボウル」をセットし、薄切りにしたじゃがいも、1cm程度のくし形に切った玉ねぎb と【B】を入れ、ふたをする。ツマミを[3]にして加熱する。
手順8
ぷくぷくと煮立ったら、ツマミを[2]にし、⑥を6個、崩れないようにそっと入れる。残ったタネは冷蔵または冷凍保存する(POINT★2)。
手順9
牛乳とバターを加える。途中でサーモンボールの上下を返し、7~8分煮込む。じゃがいもは竹串がすっと通るまで煮込む。
手順10
[カプセルカッター ボンヌ]のカップをよく洗い、乾いた清潔なふきんなどで拭く(POINT★3)。カップに「泡だてプレート」をセットし、卵白と塩を入れる。
手順11
「パルスプッシュ」をして、つのが立たない程度のゆるいメレンゲを作る(POINT★4)。
手順12
メレンゲのできあがり。
手順13
サーモンボールに火が通ったら、メレンゲを鍋に広げる。
手順14
レモンの皮をすりおろし、いくら、ディルを散らす。

渡辺麻紀’S POINT

  • このとき、カッテージチーズは最後まで粒が残ります。粒が残った状態でタネを丸めてOKです。
  • 残ったタネは、丸めた状態で冷凍保存できます。
  • カップの中が汚れていたり、水気がついていたりするとメレンゲが泡立たないので、カップはよく洗ってふいてください。
  • メレンゲは、つのが立つしっかりとしたたて方ではなく、ゆるく立てるとふんわりとして食べやすいです。
Profile
渡辺 麻紀(わたなべ まき)
料理家

大学在学中よりフランス料理研究家の上野万梨子氏に師事。ル・コルドン・ブルー東京校に5年勤務したのち独立し、フランス、イタリアへ料理留学。帰国後はテレビの料理番組のフードコーディネーターなどを経て、現在は料理家として雑誌や企業へのメニュー提案やレシピ開発、イベント、料理教室など幅広く活躍。フレンチをベースに、各国料理のエッセンスを取り入れたり、スパイスやハーブを使った粋なレシピが大人気。『シャルキュトリー フランスのおそうざい』(池田書店)、『スープと煮込み』(主婦の友社)、『キッシュとテリーヌ』(池田書店)など著書多数。

Photo_Kiichi Fukuda  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda