料理家 村山 由紀子さん

麗しのフルーツレシピ <全5回>

今やおしゃれなビストロやレストランの定番となり、食通をうならせているのが、フルーツを使った料理です。実はフルーツは、肉や魚を使ったおかず、ご飯やパスタとも相性がいい食材。フルーツの甘味と酸味が食材の美味しさを引き立て、たっぷりの果汁が口の中で極上のソースになって、新鮮な味わいです。見た目の麗しさもアップするから、おもてなしにもぴったり。しかも料理に使えば、デザートにするよりもたくさん食べられるから、キレイを導くフルーツの栄養もたっぷりとれそう。涼を呼ぶ旬のフルーツで、爽やかに夏を乗り切って!

いちじくとブルーチーズのおつまみ春巻き

いちじくとブルーチーズ、ワインに合うとっておきの組み合わせを春巻きに。[ポットデュオ フェット]でサクッと揚げた春巻きの中には、いちじくのジューシーな果汁がたっぷり。春巻きを巻くときに、いちじくとブルーチーズをクリームチーズで包むことで、フレッシュな果汁をぎゅっと閉じ込めています。クセのあるブルーチーズも程よくマイルドな味わいに。テーブルでおつまみ春巻きを揚げながら、ワインをゆっくり楽しんで。

2人分(8本分)

材料

分量

下準備・メモ

いちじく
1〜2個(約120g)
皮付きのまま16等分に切る(POINT★1)
クリームチーズ
80g
 
ブルーチーズ
40g
 
春巻きの皮
8枚
 
小麦粉
10g
水大さじ1に溶かし、水溶き小麦粉にしておく(POINT★2)
適量
 
はちみつ
適量
 
揚げ油
適量
 
作り方
手順1
材料を準備する。
手順2
いちじくは皮付きのまま16等分に切る(春巻き1個に対し、2切れ入る目安)。(POINT★2)
手順3
春巻きの皮1枚を広げ、中心よりやや手前側にクリームチーズ(10g)を 塗り広げる。
手順4
③の上にいちじくを2切れのせる。
手順5
④の上に、ブルーチーズ(5g)を、手で細かくちぎってのせる。
手順6
春巻きを包む。最初に手前を折る、次に両サイドを折りたたむ、くるっと巻く。
手順7
巻き終わりの部分に水溶き小麦粉を塗る、水溶き小麦粉がかわかないうちに最後まで巻く。残りの7本も同様にして巻く
手順8
[ポットデュオ フェット]に[セラミックボウル]と[揚げ物カバー]をセットし、揚げ油を入れる。ツマミを[3]にし、油が170℃になるまで加熱したら、春巻きを3本入れ、薄いキツネ色になるまで2分ほど揚げる。残りも同様に。(POINT★3)
手順9
器に盛り、塩やはちみつをつけていただく。

村山由紀子’S POINT

  • いちじくは1個を16等分に、小さめを2つ使う場合は1個を8等分に切ってください。
  • くっつかないようにあらかじめ粉がついている生の餃子の皮と違い、加熱されている春巻きの皮は粉がついていないため、水だけではくっつきません。そのため、水溶き小麦粉を使ってとめます。
  • 揚げ時間が長いとチーズがもれ出てくる場合があるので、2分程度を目安に。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。料理撮影、ケータリング、出張料理、料理ワークショップなど、さまざまな食を生み出す工房「食房ボッカ」を主宰。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『天板1枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)、『女子飲みの友 スパイスおつまみ』(講談社)、『パンのおかず50』(実業之日本社)など。
http://murayamayukiko.com

Photo_sono(bean)  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda