料理家 村山 由紀子さん

キレイを導く菌活レシピ <全4回>

しとしと、じめじめな梅雨の季節、家でのんびり過ごしたい。そんな時こそ、“美活”チャンス! おいしい料理でカラダを内側からメンテナンスして、憂鬱な気分を吹き飛ばし、心もカラダも前向きにしちゃいましょう。そこで今月は、腸内環境を整えてくれる発酵食品をフィーチャー。乳酸菌豊富な「キムチ」、日本のスーパーフード「みそ」、“飲む点滴”とも呼ばれる「甘酒」を使ったレシピをご紹介します。美肌やエイジングケア、ダイエットにも効果が期待できる食材を使った“菌活レシピ”で、夏のキレイと健康を手に入れて!

西京みそ漬け牛肉のサイコロステーキ

“みその力”で最強のおかずに大変身! 食べる前の日に漬けておけばしっかり味がしみて、麹の効果でお肉がやわらかくなり、特売のお肉も焼くだけでおいしい絶品ステーキになります。今回使ったみそは、麹が多く、旨みたっぷりの西京みそ。西京みそは塩分が少なくまろやかなので、みそ床にしょうゆを加えてコクを出しているのがポイント。たっぷりの夏野菜とサイコロにカットしたお肉を、テーブルでジュージュー焼きながらアツアツを味わってください。ごはんが進みすぎて困るおいしさです。

(2人分)

材料

分量

下準備・メモ

ステーキ用牛肉(POINT★1)
300g
 
ピーマン(赤・黄)
適量
食べやすい大きさに切る
ししとう
適量
 
ゴーヤ
適量
1cm厚さの輪切り
サラダ油
適量
 
【みそ床】(POINT★2)
 
 
西京みそ
200g
またはその他の白みそ
しょうゆ
大さじ1
 
みりん
大さじ1
 
作り方
手順1
材料を準備する。
手順2
【みそ床】の材料を準備する。
手順3
【みそ床】の材料をよく混ぜ合わせる。
手順4
牛肉をガーゼで包む。ひと巻きする程度でOK。
手順5
牛肉を包める大きさにラップを広げ、③を薄く塗り広げる(牛肉の幅の倍くらいの面積を目安に)。④をみその奥側に置く。
手順6
手前からラップを持ち上げてかぶせる。
手順7
みそをラップの上から指で伸ばし、牛肉をみそでまんべんなく覆う(POINT★3)
手順8
ラップでぴったり包んだら、ポリ袋などに入れ、冷蔵庫で8〜12時間おく。
手順9
冷蔵庫から出し、ガーゼをはずして、肉にみそがついていたら取る(POINT★4)。
手順10
牛肉をひと口サイズに切る。
手順11
[ポットデュオ フェット]に[グリルプレート]をセットする。サラダ油をひき、ツマミを[2]にして加熱する。肉や野菜を焼き、火が通ったらできあがり。

村山由紀子’S POINT

  • 塊肉を使うと火入れに時間がかかり、肉の表面がみそで焦げやすくなるため、ステーキ肉がおすすめです。
  • みそ床ににんにくを加えてもおいしいです。
  • ラップを使い、みそを伸ばして広げることで、少量のみそで漬けることができます。
  • みそ床は2回使えます。その場合、1週間以内に使ってください。また、一度肉を漬けたみそ床は、生で食べる野菜のぬか漬けなどには使わないようにしてください。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。料理撮影、ケータリング、出張料理、料理ワークショップなど、さまざまな食を生み出す工房「食房ボッカ」を主宰。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『天板1枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)、『女子飲みの友 スパイスおつまみ』(講談社)、『パンのおかず50』(実業之日本社)など。
http://murayamayukiko.com

Photo_sono(bean)  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda