Meet Up! 料理好きに、会いに行く。

料理好きの方に会いに行き、
レコルトのアイテムを使って
料理を作ってもらう「Meet Up!」。

レコルトと出会うことで、
毎日の料理がもっと豊かに、もっと楽しくなる。

そんな暮らしの1シーンをお届けします。

家族みんなでお好み焼きランチ

今回お会いするのは、「アツヲ飯」という屋号で出張料理やケータリング、出店料理活動を行う一児の父・中上敦夫さん。三鷹にあるご自宅のマンションで、奥さまの由紀子さんと1 歳になる息子さんの翔真(しょうま)くんの3 人で暮らしています。前編では休日の中上家にお邪魔して、[ホームバーベキュー]を使った、アレンジ満載の“オリジナルお好み焼き” を作っていただきました!

─「アツヲ飯」の活動は、いつからスタートしたのでしょうか?

敦夫さん(以下A):実は最近脱サラをしたばかりなんです。本格的に活動をスタートしたのは、去年の12 月からです。料理好きの母の影響で、幼い頃から料理がずっと好きだったこともあり、自分の人生なので「やりたいことをやろう!」と一念発起してはじめました。主な活動は出張料理やケータリングと、自宅近くに「MIDOLINO_」というシェアキッチンがあるのですが、そこでは毎週金曜日にランチ営業をしています。

─デビューしたばかりなんですね! 料理の道へ進むことを決めたのは、何かきっかけがあったんですか?

A:もともとは営業職だったのですが「本当にこのままこの仕事を続けていて良いのかな……」と職業に対して悶々と悩む時期があって……。そんなとき、妻の由紀子が「やりたいことをやったら良いよ」と背中を押してくれたんです。その言葉で心が決まり、エイヤッと飛び込む形で何もかも手探りな状況からスタートしました。

由紀子さん(以下Y):楽しくないことを続けて消耗するくらいなら、好きなことをしてほしいと思ったんです。夫も私自身も含め、世の中全ての人がみんな好きなことをして暮らせたらいいのに、と常日頃から思っていて(笑)。ただ、最初から料理をすることが明確に決まっていたわけではなく、「じゃあ何する?」と、やりたいことを2人で考えるところからはじまりました。彼はもともと料理がすごく上手で、母親も料理好き、お兄さんも赤坂のフレンチシェフと、料理に強い縁がある人なので、「料理を仕事にしてみたら? こんなコンセプトはどう?」と話し合いながら決めていきました。まだまだ試行錯誤中ですが、一歩ずつ進んでいる感じですね。

─奥さまの応援があってこその方向転換だったのですね。料理の道の中でも、「出張料理」というスタイルにたどり着いたのはなぜですか?

Y:出張料理って依頼するとき、「どんな人が来るのかな?」と少し緊張したり不安になったりするかと思いますが、彼の親しみやすい人柄なら出張料理という形態はハマりそうだなと思ったんです。この前オーダーしてくれた人にも「安心して家に呼べる」と言われたみたいで、嬉しかったですね。私の目に狂いはなかった、と思ってます(笑)。

A:活動スタイルやコンセプトなどは、いつも妻が一緒に考えてくれるんです。妻は過去にWEB 関係の仕事をしていたこともあり、「アツヲ飯」のHPも彼女が作ってくれました。新しい事を考えるのが得意な妻は、僕の活動を全力でサポートしてくれるマネージャー的な存在でもあり、とてもありがたいですね。今日、これから作るお好み焼きも、試作をしては妻に意見を聞きながら改良を重ねた、スペシャルメニューです!

Let's Use

お子さんも大好きだという中上家のお好み焼きは、生地に豆乳を入れるのがポイントだそう。「豆乳を入れると、生地がふわふわになるんです」と敦夫さん。バラエティプレートをセットし、生地を流し込んで焼いていきます。

生地をひっくり返し、両面が焼けたらそのままソースをかけます。プレートの熱でじゅわ~っとソースの香りが立ちあがって、すでにおいしそう!「 今日は全てソースですが、しょう油とバターを焦がした味つけも美味しいですよ。このミニお好み焼きは、あとから具をトッピングするスタイルで、一度にいろんな味を楽しめるのが魅力でもあります」

Memo
ミニお好み焼きの作り方

● 材料(6枚分/プレート1回分)
薄力粉…100g /水…50ml /豆乳…50ml /卵…1個 /だし粉末…大さじ1 /キャベツ…1/8玉

● 生地の作り方
1 薄力粉、水、豆乳、卵、だし粉末をボウルに入れて混ぜ合わせ、冷蔵庫で1時間ほど寝かせて微発酵させる
2 粗みじん切りしたキャベツを冷蔵庫で1時間寝かせ、キャベツの水分をとばす
3 1と2を混ぜ合わせる
4 [ホームバーベキュー]に[バラエティプレート]をセットし、6箇所の穴に油をひき、ツマミ2(中火)で熱して、3の生地を流し入れる
5 3~5分ほど焼いたら、へらなどで生地をひっくり返し、両面を焼く
6 火を止めてソースをかけ、香ばしい香りが立ったらお皿に取り出す
7 好みのトッピングを盛り付けて完成

【トッピング】(それぞれ1枚あたり)
●アボカド&エビ
アボカド…1/4個(薄切り) /むきエビ…1匹(茹でて半分に切る) /マヨネーズ…適量 /スプラウト…適量
●湯葉&しそ
湯葉…1枚(ひとくち大に切る) /しそ…1枚 /菊の花…適量
●しいたけ&チーズ 
しいたけ…1個(スライスして炒める) /とろけるチーズ…適量
●豚バラ&ねぎ 
豚バラ…2~3枚(塩をふって焼く) /万能ねぎ…適量(刻む) /糸唐辛子…適量

―見た目も華やかなスタイルが新鮮ですね! この食べ方ならトッピングもアレンジ自在で、とても楽しそうです。[ホームバーベキュー]の使い心地はいかがでしたか?

A:生地を型に流しこむだけなので形も崩れず、くっつかずに簡単にひっくり返すことができるのでとても焼きやすかったです。火力も強いため、ちょうど良い焼き加減であっという間に焼けました。今日のメニューはミニサイズなので食べやすく、子どもの食事にもぴったりですね。トッピングの種類でたくさんの味が楽しめるので、大人のパーティメニューとしてもおすすめだと思います。これまでお好み焼きはフライパンで作っていましたが、今後はバラエティプレートで作るスタイルにはまりそうです!

後編では[ スマイルベイカーミニ] を使って、お子さんのために3 時のおやつを作っていただきます。 後編はこちら

会いに行った人

中上敦夫(なかがみ・あつお)

1987年生まれ。出張料理人。2017 年に脱サラし、「アツヲ飯」としての活動をスタート。出張料理やケータリングをはじめ、三鷹のシェアキッチン「MIDOLINO_」では、毎週金曜日にランチを提供中。夫婦2 人で協力しながら「アツヲ飯」を運営している。日々の活動や、彩り豊かなメニューが満載のインスタグラム(@atsuonakagami)も要チェック。

アツヲ飯 https://atsuomeshi.com

Photos_Misa Nakagaki  Edit&Text_Naoe Hanamido(EATer)、Ayumi Kinoshita(POLYVALENT)