Meet Up! 料理好きに、会いに行く。

料理好きの方に会いに行き、
レコルトのアイテムを使って
料理を作ってもらう「Meet Up!」。

レコルトと出会うことで、
毎日の料理がもっと豊かに、もっと楽しくなる。

そんな暮らしの1シーンをお届けします。

親娘の休日カレーランチ

今回会いに行ったのは、都内から神奈川県相模原市に引っ越したばかりの中村暁野さん。中村さんは、ひとつの家族を1年にわたって取材する雑誌『家族』の編集長として雑誌作りに携わりながら、現在2人のお子さんの子育て真っ只中。そんな中村家の休日にお邪魔して、娘さんの花種(かたね)ちゃんとご自宅のウッドデッキで一緒に食べる、ドライカレーランチを作っていただきました。

─中村さんが編集長を務めている雑誌『家族』は、ご主人もお子さんも参加して、一家総出でつくられていると聞きました。どんな雑誌なんですか?

中村さん(以下N):一家で取材者宅に長期間泊まりこんで、1年かけて1つの家族を取材し、1冊まるごとその家族を取り上げる雑誌です。主人がクリエイティブディレクターで、私が編集長を務めています。娘が生まれて私が育児に追われ、夫婦関係がうまくいかない時期があったことが、創刊のきっかけになったんです。当時、多忙な会社員だった主人に「もうこのままだと無理!」って不満をぶつけたら、じゃあ会社をやめて一度家族についてじっくり考えよう、ということになったんです。すると主人から「家族で旅をしながら取材できる雑誌を作ろう」と提案されて。他の家族を取材して、“家族”とは何なのかを紐解く雑誌を家族みんなで作ることで、中村家も家族になっていこうということに……。1号目は鳥取県に住む一家を取材して、2014年に発売しました。その後私が、長男を妊娠・出産し制作が止まっていたのですが、ようやく今、2号目を準備しているところです。

─そんな経緯からできた雑誌なんですね。このお家にはいつから住まれているんですか?

N:娘の小学校入学のタイミングで東京からこっちに越してきたので、ちょうど今年の4月です。このお家は、もともとバブル期につくられた別荘だったそうです。運よく出会うことができて、いまは家族で徐々に改装しています。このリビングも、2部屋に仕切っていた壁を取り除いて、広く使っています。ただ、まだリビングしかできていなくて……。リビングが整って喜んでも、廊下に出た途端「うわーっ、まだまだだね……」て夫婦で落胆しています(笑)。

─ご夫婦のDIYなんてすごい! 完成が楽しみですね。こちらに引っ越してきてから、家族の生活は変わりましたか?

N:ここは山間の街で、すぐ目の前は相模川。自然豊かな土地なので、娘がすごくのびのびしています。時間の流れもとてもゆったり。主人は車で東京へ仕事に通っているのですが、帰ってくると「時間の流れが全然違う」と言っています。あと、この辺りの野菜はすごくおいしいんです。「ビオ市」という、地元で有機野菜を育てる農家さんたちが主体となったマーケットが、隔週で開かれていて、そこで新鮮なオーガニック野菜が手に入ります。東京から越してきて有機野菜を作る若者もいて、そういう野菜作りのコミュニティが活発な土地なんです。

─今日作っていただくドライカレーの材料も有機野菜ですか?

W:そうです。新鮮でおいしいのですが、やはり子どもは苦手な野菜もあるので……。でも子どもにとって食べにくい野菜は、細かく刻んで料理すると、先入観なく食べてくれるんです。刻むのは結構大変なんですが、[カプセルカッター キャトル]を使うとあっという間みじん切りになって、とても楽ですよね。今日はお肉も塊り肉からひき肉にするので新鮮でおいしいはず。娘もきっと、たくさん食べてくれると思います。カレーに添えるサラダのドレッシングも、[カプセルカッター キャトル]で作ります!

Let's Use

トマトはジュース状に、玉ねぎ、にんじん、牛・豚肉、にんにくはどれも粗みじん切りになるよう[カプセルカッター キャトル]で撹拌してから、お鍋で炒めていきます。付け合わせのサラダのドレッシングは、色鮮やかに仕上がる紫玉ねぎを使います。

「カレー粉は使わず、3つのスパイスだけで香り付けしていくのがポイントです」と中村さん。[カプセルカッター キャトル]で下ごしらえをした具材を順に炒めるだけで、あっという間にドライカレーが完成。付け合せのサラダ用に、みじん切りした紫玉ねぎにお酢、オリーブ油、塩を加えてドレッシングも作っていきます。

Memo
ドライカレーと紫玉ねぎドレッシングの作り方

● 材料(2〜3人分)
【ドライカレー】
にんじん…1本 /玉ねぎ…1個 /トマト…2個 /にんにく…1かけ /牛肉…350g /鶏もも肉…350g /オリーブオイル…適量 /スパイス(コリアンダー、ターメリック、クミン)…適量(お好みで)/塩…適量 /ターメリックライス…適量
【ドレッシング】
紫玉ねぎ…1/2個 /お酢…大さじ2 /オリーブオイル…大さじ1 /塩…適量(お好みで)/野菜…適量(お好みで)みで

● 作り方
1 【下準備】トマト、玉ねぎ、にんじん、牛肉、鶏もも肉、紫玉ねぎを適当なサイズにカットする
2 【ドライカレー】を作る。トマトを[カプセルカッター キャトル]でジュース状になるまで撹拌する
3 皮をむいたにんにく、玉ねぎ、にんじんをそれぞれ[カプセルカッター キャトル]でみじん切りにする
4 牛肉、鶏もも肉を[カプセルカッター キャトル]に入れ、挽き肉状になるまで撹拌する
5 オリーブオイルをひいた鍋に、手順3のにんにくを入れ、弱火で香りが出るまで炒める
6 玉ねぎとにんじんを加え、中火で5分程度炒める
7 手順4の挽き肉を加えさらに5分程炒めたら、3種のスパイスを適量ふりかける
8 手順2のトマトピューレを加えて、水分がなくなるまで弱火で15分ほど加熱し、塩で味を整えたらドライカレーの完成
9 【ドレッシング】を作る。紫玉ねぎを[カプセルカッター キャトル]で細かくみじん切りする
10 手順9にお酢、オリーブオイル、塩を適量加えて混ぜればドレッシングの完成

─彩りがきれいで、おいしそうですね! [カプセルカッター キャトル]で作ってみていかがでしたか?

N:初めてお肉をミキサーでひき肉にしてみたのですが、パワーが強く、あっという間にできたので驚きました。自分で加工する安心感もあるし、これならもうひき肉を買わなくてもよさそうです。それに[カプセルカッター キャトル]があれば、ドライカレー作りはお鍋が一つあればあっという間にできちゃいます。子どもが2人いると、洗い物が少なくて済むのはとても嬉しいポイントです。好き嫌いの多い娘もパクパク食べてくれたので、大成功ですね!

後編では娘さんと一緒に、[アイスクリームメーカー]と[スマイルベイカー]を使っておやつを作っていただきます。さて、どんなおやつができあがるのでしょうか。後編はこちら

会いに行った人

中村暁野(なかむら・あきの)

大学時代に映像音楽ユニット・PoPoyansを結成。ライブ活動のほか、中島哲也監督『告白』挿入歌など、映画音楽やCM音楽、PVなどの映像制作を手がける。出産を経て「家族」というテーマに関心を持つようになり、2015年に自らの家族と、『家族と一年誌 家族』を創刊。現在、第2号の刊行準備中。

Photos_Tomoya Uehara Edit &Text_ Ayumi Kinoshita(POLYVALENT),Jun Asami(EATer)