Meet Up! 料理好きに、会いに行く。

料理好きの方に会いに行き、
レコルトのアイテムを使って
料理を作ってもらう「Meet Up!」。

レコルトと出会うことで、
毎日の料理がもっと豊かに、もっと楽しくなる。

そんな暮らしの1シーンをお届けします。

夫婦でゆったり食べる健康朝食

今回お会いするのは、アートディレクターとしてデザイン会社「Super me inc.」の代表を務める山口アツシさんと、「Super me inc.」のマネージャー・スタイリスト・参鶏湯研究家・「HOME KITCHEN PHARMACY」主宰と、さまざまな肩書きをもつ奥さま、脇もとこさんご夫妻。緑豊かな世田谷にある事務所兼ご自宅で、中学生の娘さんと3人+愛犬1匹で暮らしています。前編では、娘さんが登校したあとのご自宅にお伺いして、「ポットデュオ フェット」を使って参鶏湯(サムゲタン)を作っていただきました。

─今年で結婚19周年とのことですが、お二人の出会いを教えてください。

山口(Y):広告の仕事の現場で、僕がデザイナー、妻がスタイリストとして出会いました。でも最初はお互いあまりいい印象がなくて。スタイリストなのにすっごく綺麗な服装だったんですよ、彼女。なに気取ってるんだ、もっと動きやすい服装で来いよ! みたいに思っていましたね(笑)。
脇(以下W):そういう主人もすごく派手だったんですよ。ピンクのモヒカンで。でもそのお仕事が何回か続いて、仲良くなって付き合うことになって、そこから結婚までは4ヶ月半とすごく早かったですね。

─脇さんは結婚当初からお料理がお上手だったんですか?

W:全然! 結婚するまでは実家で暮らしていたので、料理はまったくできなくて…。逆に主人は一人暮らしだったので家事に慣れていて、料理もひと通り作れたと思います。
Y:結婚当初はそれでよく喧嘩していました。初めて作ってもらった肉じゃがなんて、焦げて粉ふきいもみたいになっていて。僕が妻の料理を感想も言わずに食べていたら、いきなりバナナの皮が飛んできた日もありましたね(笑)。何か感想言ってよ! という妻の怒りが爆発した瞬間でした。今でも鮮明に記憶に残っています。

─脇さんは参鶏湯研究家など、食に関する活動も多くされているので料理が苦手だったとは意外です。

W:結婚当初は料理雑誌とにらめっこしていましたよ(笑)。料理好きになったきっかけは、品揃えが豊富で鮮度の高い食材が入手できるスーパーマーケットの近くに引っ越したこと。そして料理を作っていくうちに“食”の大切さに気づいて、娘が生まれてからはもっときちんと考えて料理するようになって。その考えをかたちにしたのが、1年前に立ち上げた「HOME KITCHEN PHARMACY」です。薬膳やアーユルヴェーダを通して、キッチンから広がる健康的なライフスタイルを提案するプロジェクトで、講座や料理教室、参鶏湯のワークショップを開催しています。参鶏湯は、5年ほど前に友人宅で食べておいしさに衝撃を受け、家で作ってみたら娘に好評だったのがきっかけで夢中になったんです。高麗人参やなつめなどの生薬は、日帰りで韓国まで買い出しに行ったりもします。

─本場の参鶏湯は調理に時間がかかるイメージがありますが、「ポットデュオ フェット」で作る参鶏湯は、通常のレシピとは違うのでしょうか?

W:本来は丸鶏に具材を詰めて、大きなお鍋で2時間ほどかけて煮込む料理なんですが、今日は夫婦二人の朝食用として、骨つきの手羽中と具材を「ポットデュオ フェット」で煮込むだけのお手軽版です。
Y:うちは電気の調理道具は今まであまり使わなくて、料理を温めるときも電子レンジではなく蒸し器を使っていたんです。でもこの「ポットデュオ フェット」がうちに来てから、これで蒸して温めたり、野菜の下茹でをしたり…毎日のように妻が使っているので驚きました。
W:サイズ感が絶妙なんですよね。キッチンに置いて使うのにも、食卓にそのまま出すのにもちょうどいい。忙しいときにも手軽に使えるのが魅力ですね。さっとウインナーを野菜と一緒に炒めるなど、料理が苦手な方にもぜひおすすめしたいアイテムだなと思いました。

Let's Use

部活の朝練がある娘さんが先に朝ごはんを食べたあとに、それぞれ好きな時間に朝食をとるというお二人。普段の朝食は和食が多く並ぶそうですが、今日は夫婦二人のためメニューは参鶏湯に。「ポットデュオ フェット」を使って調理していきます。

もち米の上に手羽中を並べて水を注ぎ、具材と塩を入れて沸騰するまで煮立てます。アクを取り除いたら、あとは蓋をして弱火で15分ほど煮込むだけ。「参鶏湯は調味料が塩だけとシンプルなのにおいしくて、ひと鍋で完成するところが好き。やさしい味で食べると元気になるんです」

Memo
参鶏湯の作り方

● 材料(軽めの2人分)
手羽中…8本 /にんにく…ひとかけ /しょうが(皮のまま)…1スライス /高麗人参…0.5本 /なつめ…1粒 /松の実…5粒 /もち米(うるち米でも可)…0.5合 /塩…小さじ1(お好みで)/クコの実…5粒  /クレソン…適量

● 作り方
1 もち米は洗ってから水に浸し、30分ほど置いておく
2 にんにくを3〜4枚にスライスする
3 「ポットデュオ フェット」のセラミックボウルを本体にセットし、1のもち米を入れる
4 手羽中を並べ、ひたひたになるまで水を注ぐ
5 にんにく、しょうが、水で戻した高麗人参、なつめ、松の実、塩を入れて中火(ツマミ2)にし、沸騰させる
6 沸騰したらアクを取り、弱火(ツマミ1)で15分ほど煮込む(途中、水分が足りなくなったら水を足す)

─すごくいい匂いで、おいしそうですね! 思っていた以上に簡単で驚きました。お味はいかがでしょうか?

W:お鍋で作るときと同じように、とてもおいしくできました。骨つき肉ならきちんと鶏の旨みが出て、本格的なレシピと同じくらいおいしくいただけます。「ポットデュオ フェット」を使うと、キッチンのお鍋から分けて器で出すだけじゃなくて、囲みながら楽しめるのがいいですね。インテリアに馴染む、シックなネイビーの色合いもお気に入りです。
Y:参鶏湯はお酒を飲んだ翌日、二日酔いのときに出てくると最高なんです。身体も心も温まって、元気になります。「ポットデュオ フェット」で作れば、食卓であつあつが食べられるのでさらにいいですね。健康的な朝食で、今日も1日頑張れそうです!

後編ではテーブルクッキングプレート「ホームバーベキュー」を使って、ベランダでランチを開催します。どんなメニューが登場するのでしょうか。

後編はこちら

会いに行った人

山口アツシ(やまぐち・あつし)

デザイン会社「Super me inc.」代表。アートディレクターとしてファッション広告やCDジャケットを手がけるほか、音楽と山好きが高じ、FUJI ROOK FESTIVALのオフィシャルTシャツやスノーボードブランド〈gentemstick〉のボードデザインを手がける。犬をこよなく愛し、オリジナルペットグッズブランド〈3 MILE WALKERS〉も主宰するなど、その活動は多岐にわたる。

 

 

脇もとこ(わき・もとこ)

博報堂フォトクリエイティブ(現・博報堂プロダクツ)で広告スタイリストとして活動後、独立。1999年に夫とともにデザイン会社「Super me inc.」を設立。子育てをメインにマネージャー兼スタイリストとして活動しながら、2016年に薬膳やアーユルヴェーダを通じて健康的なライフスタイルを提案するプロジェクト「HOME KITCHINE PHARMACY」を立ち上げる。参鶏湯研究家としても活躍中。

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Photos_Tomoya Uehara Edit & Text_Ayumi Kinoshita, Naoe Hanamido(EATer)