料理家 村山 由紀子さん

オーブンなしでも作れるケーキ & パイ <全2回>

週末のブランチやティータイムのおともに、おいしいものを手軽に作りたい。家族や遊びにくる友人のおやつを、失敗しないで作りたい─。その両方を叶えてくれるのが、折りたたみ式のコンパクトなホットプレート[2ウェイグリル アメット]。実はこれ、オーブンで作るようなショートケーキのスポンジも、サクサクのパイも焼けるんです! オーブンのように余熱する必要もなく、上下から両面加熱できるので、なんとなく面倒…と思っていたレシピもあっという間に完成です!

重ねるだけのココアショートケーキ

スポンジを焼いてケーキを手作りしたいけど家にオーブンがない。そんな時は[2ウェイグリル アメット]の出番です! スポンジをプレートの形に四角く焼いて、同じサイズに切り分ければ、重ねるだけで可愛いショートケーキが作れます。今回はココア風味のスポンジにして、いちごとホイップクリームをたっぷりサンドしました。見た目も可愛いのでバレンタインのケーキや、ちょっとしたおもてなしにもぴったりです!

4人分

材料

分量

下準備・メモ

【A】薄力粉
120g
 
【A】ココアパウダー
30g
 
【A】ベーキングパウダー
小さじ1
 
牛乳
210ml
 
レモン果汁
大さじ1
 
バター(食塩不使用)
30g
 
1個(50g)
 
上白糖
60g
 
【トッピングの材料】
 
 
ホイップクリーム
適量
 
いちご
適量
小さめのもの。いちごの断面が見えるようにへたを切り落とす。
カカオニブ
適量
 
作り方
手順1
牛乳にレモン汁を加え、軽く混ぜる。冷蔵庫で30分おく(POINT★1)。冷やすとヨーグルト状になる。
手順2
[2ウェイグリル アメット]の両面に[フラットプレート]をセットし、温度調整スイッチを[H]にする。耐熱容器にバターを入れ、本体下面のプレートに置き、バターを溶かす。
手順3
バターを溶かしている間にココア生地を作る。ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でほぐす。
手順4
上白糖を加え、全体が少し白っぽくなるまで混ぜる。
手順5
①を加え、混ぜ合わせる。
手順6
【A】を合わせてふるい入れ、ダマがなくなるまでさっくりと混ぜる。
手順7
溶けたバターを加え、ゴムべらで混ぜ合わせる(バターが入った容器が熱くなっているので注意)。
手順8
[フラットプレート]の下面に⑦のココア生地の1/3量を流し入れる。
手順9
生地を流し入れたら、生地の厚さが均一になるようにゴムべらでならす。※[フラットプレート]から生地があふれないように注意。
手順10
[本体]の足を手で押さえながら[プレート]上面を閉じ、2分加熱する。その後、温度調整スイッチを[L]にし、1分加熱する。加熱が終わったらスイッチを切り、そのまま余熱で1分おいて、本体を開ける。
手順11
焼きあがった生地をふきんなどで包み、粗熱をとる(POINT★2)。
手順12
残りのココア生地2枚も同様に、温度調整スイッチ[H]で2分、[L]で1分、余熱で1分加熱して焼き、ふきんで包み、粗熱をとる。
手順13
3枚のココア生地を重ね、両端を切り落としてそろえたら、生地を4等分に切る。
手順14
器の上で、切り分けた3枚の生地でホイップクリームと、断面が見えるようにへたを落としたいちごをはさむ。残りも同様に(POINT3★)。
手順15
最後にカカオニブを散らす。
手順16
【アレンジ】グラスなどに、ちぎったココア生地とクリーム、いち ごを入れて、簡単トライフルにしてもかわいい。

村山由紀子’S POINT

  • レモン汁を加えることで、生地がよりふんわりと仕上がります。
  • 焼きあがった生地をふきんで包むことで、乾燥や蒸気による湿気を防ぐことができます。
  • 生地を先に切らず、大きい状態でデコレーションをしてから切り分けることもできます。その場合は、デコレーションをしたら、冷蔵庫で30分ほど冷やし固めると、きれいに切り分けられます。また、いちごは横に薄切りにしても。いちご以外にも、バナナやベリーなどもおすすめです。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

四季を楽しみ、食材のおいしさを引き出すシンプルな料理、おしゃれなレシピが評判。雑誌や広告での料理撮影やケータリング、ワークショップなど幅広く活躍。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『ビールのおつまみ』(エイ出版)など。

http://murayamayukiko.com

@yukiyucca

Photo_Kiichi Fukuda  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda