料理家 村山 由紀子さん

麗しのフルーツレシピ <全5回>

今やおしゃれなビストロやレストランの定番となり、食通をうならせているのが、フルーツを使った料理です。実はフルーツは、肉や魚を使ったおかず、ご飯やパスタとも相性がいい食材。フルーツの甘味と酸味が食材の美味しさを引き立て、たっぷりの果汁が口の中で極上のソースになって、新鮮な味わいです。見た目の麗しさもアップするから、おもてなしにもぴったり。しかも料理に使えば、デザートにするよりもたくさん食べられるから、キレイを導くフルーツの栄養もたっぷりとれそう。涼を呼ぶ旬のフルーツで、爽やかに夏を乗り切って!

アプリコット入りドライカレー

いつものドライカレーに、ドライフルーツを入れてみて。スパイスの効いたカレーにドライフルーツの自然な甘さがよく合って新鮮な味わいです。ドライフルーツは、インドカレーに欠かせない調味料「チャツネ」の代わりにもなるんです。ドライカレーは[カプセルカッター キャトル]でみじん切りにした食材をフライパンで炒めるだけ。ドライアプリコットが豚ひき肉や野菜のジューシーな旨味を吸ってやわらかくなり、カレーにコクと深みが出てきます。

3〜4人分

材料

分量

下準備・メモ

タイ米
適量
炊く(POINT★1)
【カレー】
 
 
豚こまぎれ肉
250g
 
玉ねぎ
1個(約150g)
適当な大きさに切る
ドライアプリコット
3個(約30g)
細切り(POINT★2)
にんにく
2かけ(約10g)
皮と芽を取り除く
しょうが
1かけ(約10g)
皮をむく
カレー粉
大さじ1(約5g)
(POINT★3)
ココナッツミルクパウダー
10g
 
ナンプラー
大さじ2弱(25ml)
 
サラダ油
大さじ2
 
【トッピング】
 
 
黒こしょう
適量
 
3〜4個
半熟目玉焼きを作る
スペアミント
適量
 
ライム
適量
 
作り方
手順1
【カレー】の材料を準備する。
手順2
炊いたタイ米と【トッピング】の材料を準備する(写真は1人分の分量)
手順3
にんにくとしょうがを[カプセルカッター キャトル]に入れる。数回パルスプッシュをしてみじん切りにしたら、フライパンに移す。
手順4
続けて、玉ねぎを[カプセルカッター キャトル]に入れ、数回パルスプッシュをしてみじん切りにする。ボウルなどに移す。(POINT★4)
手順5
続けて、豚こまぎれ肉を[カプセルカッター キャトル]に入れ、連続プッシュをしてミンチ状にする。ボウルなどに移す。(POINT★4)
手順6
③にサラダ油を加え、弱火にかける。
手順7
香りがたってきたら、④の玉ねぎを加え、中火にして炒める。
手順8
玉ねぎがしんなりとして、少し色づき始めたらカレー粉を加え、全体になじむまで炒める。(POINT★5)
手順9
⑤の豚肉を加え、ほぐしながら、色が変わるまで炒める。
手順10
ココナッツミルクパウダーを湯50ml(分量外)で溶く。(POINT★6)
手順11
⑨に⑩を加え、全体を混ぜ合わせる。
手順12
ナンプラーとドライアプリコットを加え、1〜2分炒めたら完成。
手順13
器にご飯を盛り、⑫をご飯にかけ、黒こしょうをふる。半熟目玉焼きをのせ、スペアミント、ライムを添える。

村山由紀子’S POINT

  • 今回はタイのジャスミンライスを使いました。タイ米がない場合は、一般的なうるち米を少し硬めに炊くと、カレーとなじみやすいです。
  • アプリコットのほか、レーズンもよく合います。
  • カレー粉に、ガラムマサラなどのスパイスを合わせると味により深みがでます。
  • [カプセルカッター キャトル]は洗わずにそのまま使います。
  • カレー粉を先に入れて炒めることで、より深い香りが出ます。また、その後に炒める豚肉の脂を吸って旨味のもとにも。
  • 今回はココナッツミルクパウダーを湯で溶いて使いましたが、ココナッツミルクでも代用できます。ココナッツミルクを使う場合は、60〜70mlを目安に。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。料理撮影、ケータリング、出張料理、料理ワークショップなど、さまざまな食を生み出す工房「食房ボッカ」を主宰。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『天板1枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)、『女子飲みの友 スパイスおつまみ』(講談社)、『パンのおかず50』(実業之日本社)など。
http://murayamayukiko.com

Photo_sono(bean)  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda