料理家 村山 由紀子さん

麗しのフルーツレシピ <全5回>

今やおしゃれなビストロやレストランの定番となり、食通をうならせているのが、フルーツを使った料理です。実はフルーツは、肉や魚を使ったおかず、ご飯やパスタとも相性がいい食材。フルーツの甘味と酸味が食材の美味しさを引き立て、たっぷりの果汁が口の中で極上のソースになって、新鮮な味わいです。見た目の麗しさもアップするから、おもてなしにもぴったり。しかも料理に使えば、デザートにするよりもたくさん食べられるから、キレイを導くフルーツの栄養もたっぷりとれそう。涼を呼ぶ旬のフルーツで、爽やかに夏を乗り切って!

イワシとオレンジのグリル

イワシをよく食べる国、スペインの料理をシンプルにアレンジした、見た目も華やかなバルつまみ。イワシとオレンジを[スライドラックオーブン デリカ]でグリルするだけの簡単レシピです。ふっくらと香ばしく焼きあがったイワシに、オレンジのやわらかな酸味のある果汁がソースのようにからんで爽やかな味わい。イワシのお腹に塗った粒マスタードが味のアクセントになり、臭みを消す効果も。

2人分

材料

分量

下準備・メモ

イワシ
4〜6尾
頭と内臓を取り除く
オレンジ
1個
(POINT★1)
粒マスタード
小さじ2〜3
(POINT★2)
小さじ1〜2
 
オリーブオイル
大さじ1
 
タイム
10本ほど
 
作り方
手順1
材料を準備する。
手順2
イワシ全体に塩をふる。
手順3
②をキッチンペーパーを敷いたバットの上に並べ、10分ほどおく。水分が出たら優しくふき取る。
手順4
イワシのお腹(内臓を取り除いた部分)に粒マスタードを塗る。
手順5
オレンジは皮をむき、果肉を1〜2cm厚さのいちょう切りにする。種は取り除く。
手順6
[スライドラックオーブン デリカ]に入るサイズの耐熱皿にイワシを並べ(POINT★3)、上に⑤をランダムに並べる。
手順7
タイムをのせ、オリーブオイルを回しかける。
手順8
[スライドラックオーブン デリカ]に入れ、イワシに火が通るまで15〜20分ほど焼く。
手順9
器に盛る。

村山由紀子’S POINT

  • グレープフルーツなど好きな柑橘を使ってください。
  • 粒マスタードの代わりに、ディジョンマスタードや味噌、和辛子でもOKです。
  • イワシを耐熱容器に入れる時は、頭と尾が互い違いになるように並べると容器に収まりやすいです。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。料理撮影、ケータリング、出張料理、料理ワークショップなど、さまざまな食を生み出す工房「食房ボッカ」を主宰。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『天板1枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)、『女子飲みの友 スパイスおつまみ』(講談社)、『パンのおかず50』(実業之日本社)など。
http://murayamayukiko.com

Photo_sono(bean)  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda