料理家 村山 由紀子さん

麗しのフルーツレシピ <全5回>

今やおしゃれなビストロやレストランの定番となり、食通をうならせているのが、フルーツを使った料理です。実はフルーツは、肉や魚を使ったおかず、ご飯やパスタとも相性がいい食材。フルーツの甘味と酸味が食材の美味しさを引き立て、たっぷりの果汁が口の中で極上のソースになって、新鮮な味わいです。見た目の麗しさもアップするから、おもてなしにもぴったり。しかも料理に使えば、デザートにするよりもたくさん食べられるから、キレイを導くフルーツの栄養もたっぷりとれそう。涼を呼ぶ旬のフルーツで、爽やかに夏を乗り切って!

桃とホタテの冷製パスタ

夏に食べたいおしゃれパスタといえば、桃×ホタテのパスタ! どちらも甘みがあり、食感も似ている相性抜群の組み合わせです。おいしさのポイントは、ジューシーな生の桃とシャリシャリに凍らせた桃の両方を使うこと。桃とホタテのマリネをパスタにからめたら、[カプセルカッター キャトル]でシャリシャリにした桃のシャーベットをのせて☆ 冷たいパスタに、さらにひんやりを重ねて、涼を感じる爽やかな味に。つるんとしたのどごしがたまらない一品です。

2人分

材料

分量

下準備・メモ

【桃のシャーベット】
 
 
1個(約150g)
 
レモン汁
大さじ1
 
【桃とホタテのマリネ】
 
 
1個(約150g)
 
ホタテ貝柱(刺身用)
80g
 
【A】
小さじ1
 
【A】白ワインビネガー
大さじ1
 
【A】オリーブオイル
大さじ2
 
【パスタ】
 
 
パスタ
180g
今回はフェデリーニを使用(POINT★1)
ディル、チャービル
各適量
 
作り方
手順1
【桃のシャーベット】の材料を準備する。
手順2
【桃とホタテのマリネ】の材料を準備する。
手順3
【パスタ】の材料を準備する。
手順4
シャーベットとマリネに使う桃は湯むきをする。沸騰した湯に30秒ほど入れて氷水にとり、皮をむく。(POINT★2)
手順5
桃のシャーベットを作る。湯むきした桃1個をひと口サイズに切る。
手順6
ポリ袋に⑤とレモン汁を入れて軽くもみ、口をしばって冷凍庫で凍らせる(8時間以上)。(POINT★3)
手順7
桃とホタテのマリネを作る。湯むきをした残りの桃1個を食べやすい大きさに切る。
手順8
ホタテ貝柱は、厚さを半分に切る。
手順9
大きめのボウルに⑦と⑧、【A】を入れて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。
手順10
パスタを10%の塩(分量外)とともに表示通りにゆで、氷水で冷やす。
手順11
パスタの水気をしっかりときったら、⑨のボウルに入れて和える。
手順12
⑥を[カプセルカッター キャトル]に入れ、連続プッシュをして撹拌する。
手順13
⑪を器に盛り、⑫をパスタにかけ、ディル、チャービルを飾る。味がたりなければ、塩(分量外)をふる。

村山由紀子’S POINT

  • 今回は、ソースがからみやすいフェデリーニ(太さ1. 4〜1. 5mm)を使いました。カッペリーニ(太さ0. 9mm)などの細麺も合います。
  • 桃の皮が実にくっついてむきにくい場合は、熱湯に入れる時間を少し長くしてください。ただし、桃が煮えないように注意。
  • レモン汁は桃の色止めに使っています。桃と合わせて凍らせると、桃がきれいなピンク色になることがあります。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。料理撮影、ケータリング、出張料理、料理ワークショップなど、さまざまな食を生み出す工房「食房ボッカ」を主宰。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『天板1枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)、『女子飲みの友 スパイスおつまみ』(講談社)、『パンのおかず50』(実業之日本社)など。
http://murayamayukiko.com

Photo_sono(bean)  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda