料理家 村山 由紀子さん

料理上手に見えるたけのこレシピ <全4回>

素材のおいしさを引き出すシンプルレシピが評判の村山由紀子さんによる連載。4月のテーマは「たけのこ」。今、旬まっさかりのたけのこは、煮物、蒸し物、炒め物など幅広い料理に大活躍の食材です。ぜひ、採れたてのたけのこを味わいたいところ。でも正直、アク抜きがちょっと面倒…という方にも気軽に作っていただけるように今回は、下処理不要の水煮を使ったレシピをご紹介します。もちろん生のたけのこを水煮して使ってもOK! 料理上手に見せてくれる、失敗なしのたけのこ料理、春の勝負メシにもぜひ。

たけのことあさり、菜の花の蒸し煮

相性の良いたけのことあさりを、シンプルな味つけで蒸し煮に。食材から出る水分だけで極上の春スープが味わえます。あさりの旨みたっぷりのスープをたけのこと菜の花が吸ってなんとも品のいい味わい。[ポットデュオ フェット]で作って、そのままテーブルで、好きな食事パンにスープを“しみしみ”させて食べて。

2人分

材料

分量

下準備・メモ

【A】たけのこ(水煮)
150g
食べやすい大きさに縦に3mm厚さに切る(★POINT)
【A】あさり
200g
砂抜きしておく
【A】菜の花
1/2束(約100g)
長ければ食べやすい大きさに切る
【A】赤唐辛子
2本
 
【A】にんにく
ひとかけ
薄切り
白ワイン
大さじ2
なければ料理酒
オリーブオイル
大さじ2〜4
 
粗塩
適量
 
作り方
手順1
材料を準備する。
手順2
[ポットデュオ フェット]に[セラミックボウル]をセットし、【A】を入れ、白ワインを回しかける。
手順3
フタをし、ツマミを[3]にして加熱する。沸いてきたらツマミを[2]にし、1〜2分、あさりが開くまで加熱する。
手順4
オリーブオイルを回しかけ、塩をふる。好みのパン(分量外)とともにいただく。(★POINT)

村山由紀子’S POINT

  • たけのこのやわらかい穂先は太いままでも使えます。
  • 今回は、セミハードな食事パン「チャバティーニ」を添えました。バゲットなど好みのパンを添えてください。
  • パスタを加えてもおいしいです。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。料理撮影、ケータリング、出張料理、料理ワークショップなど、さまざまな食を生み出す工房「食房ボッカ」を主宰。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『天板1枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)、『女子飲みの友 スパイスおつまみ』(講談社)、『パンのおかず50』(実業之日本社)など。
http://murayamayukiko.com

Photo_sono(bean)  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda