料理家 村山 由紀子さん

パーティーが楽しくなるメニュー <全4回>

素材のおいしさを引き出すシンプルレシピが評判の村山由紀子さんによる連載。12 月のテーマは「パーティー」。クリスマスや忘年会など楽しい宴が多い今月、気軽に作れて、おしゃれにパーティーを楽しめる褒められレシピをご紹介。家族や友達と、時には一緒に作りながら食べて飲んで、1 年最後の月をハッピーに盛り上げて!

トースターでおもてなし

テーブルが華やぐカナッペ、ボリューム系グラタン、カラフルな串焼きに甘じょっぱさにハマるグリルポテト。誰もが好きなパーティーメニュー、この4品全部、トースター[デリカ]で作れるんです。材料を下準備しておけば、あとは焼くだけ。グラタンや串焼きはパーティーが始まってからトースターに入れれば、もてなす側もキッチンに立ちっぱなしになることなく、パーティーを楽しんでいる間に料理が完成。オーブンよりも手軽で簡単に使えるトースターなら、急なおもてなしも簡単・時短で準備できます。

3~4人分

材料

分量

下準備・メモ

【レバーペーストとりんごのカナッペ】
 
 
カンパーニュの薄切り
3枚
半分に切ってひと口大にする
りんご
1/4個
皮ごと2mm厚さのいちょう切り(くし形に切って薄切り)
市販のレバーペースト
約70g
 
【グリルポテトのサワークリーム&メープルシロップ添え】
 
 
じゃがいも
2個
皮をむいてくし切り
小さじ1/2
 
オリーブオイル
大さじ1
 
サワークリーム
約30g
 
メープルシロップ
適量
 
黒こしょう、ピンクペッパー(あれば)
少々
 
【かぼちゃとブルーチーズのグラタン】
 
 
【A】かぼちゃ
250g(正味)
皮を切り落とし、2cm角に切る
【A】生クリーム
120ml
 
【A】牛乳
120ml
 
【A】
小さじ1/2
 
【A】こしょう
少々
 
【A】おろしにんにく(好みで)
少々
 
ピザ用チーズ
40g
 
ブルーチーズ
30g
 
【カジキとカラフル野菜の串焼き(4串分)】
 
 
カジキマグロ(刺身用のさく)
約60g
8等分に角切り
赤玉ねぎ、赤パプリカ、黄パプリカ
各1/4個
それぞれ8等分に切る
【B】レモン汁
大さじ1
 
【B】パセリ
3g
みじん切り
【B】
小さじ1
 
【B】オリーブオイル
大さじ1/2
 
作り方
手順1
【レバーペーストとりんごのカナッペ】を作る。材料を準備する。
手順2
カンパーニュを[スライドラックオーブン デリカ]で1分ほど焼く。
手順3
②にりんごをのせてレバーペーストを塗り、黒こしょうとピンクペッパ ーを散らす。
手順4
器に盛ってできあがり。
手順5
【グリルポテトのサワークリーム&メープルシロップ添え】を作る。材料を準備する。
手順6
じゃがいも、塩、オリーブオイルをポリ袋に入れ、全体をもんでよく混ぜ合わせる。
手順7
[スライドラックオーブン デリカ]のトレイにオーブンペーパーを敷き、⑥を並べる。下段に入れ、15~20分ほど焼く。
手順8
器に盛り、サワークリームをのせ、メープルシロップをかける。
手順9
できあがり。
手順10
【かぼちゃとブルーチーズのグラタン】を作る。材料を準備する。
手順11
小鍋に【A】を入れ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、5分ほど煮る。
手順12
耐熱容器の内側にバター(分量外)を塗る。
手順13
⑪を入れて、2種類のチーズを散らす。
手順14
[スライドラックオーブン デリカ]で焼き色がつくまで15分ほど焼く。
手順15
できあがり。
手順16
【カジキとカラフル野菜の串焼き】を作る。材料を準備する。
手順17
【B】をよく混ぜ合わせてマリネ液を作り、カジキを10分以上漬ける。
手順18
竹串に⑰のカジキと野菜を2切れずつ刺す。
手順19
[スライドラックオーブン デリカ]のトレイにオーブンペーパーを敷き、⑱を並べる。10分ほど焼く。
手順20
器に盛ってできあがり。

村山由紀子’S POINT

  • 最初にカナッペのパンをトーストし、具をのせている間にグリルポテトを焼いて、グラタン、串焼き、の順に作って出すと、効率よく作れてお腹も満たされます。
  • グラタンにのせるピザ用チーズの代わりに、エメンタールチーズやグリュイエールチーズを使うと、よりリッチな味わいになります。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。料理撮影、ケータリング、出張料理、料理ワークショップなど、さまざまな食を生み出す工房「食房ボッカ」を主宰。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『天板1枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)、『女子飲みの友 スパイスおつまみ』(講談社)、『パンのおかず50』(実業之日本社)など。
http://murayamayukiko.com

Photo_sono(bean)  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda