料理家 村山 由紀子さん

パーティーが楽しくなるメニュー <全4回>

素材のおいしさを引き出すシンプルレシピが評判の村山由紀子さんによる連載。12 月のテーマは「パーティー」。クリスマスや忘年会など楽しい宴が多い今月、気軽に作れて、おしゃれにパーティーを楽しめる褒められレシピをご紹介。家族や友達と、時には一緒に作りながら食べて飲んで、1 年最後の月をハッピーに盛り上げて!

クリスマスオーナメントクッキー

今年のクリスマスは、ツリーに飾って食べられるアイシングクッキーを手作りしてみませんか?[カプセルカッターキャトル]を使えば、クッキー生地も簡単に混ぜられます。牛乳や卵白を使わずに作るクッキーはさっくさく。親子で一緒に型抜きしたり、アイシングでお絵描きを楽しめばクリスマス気分も盛り上がります。白1色のアイシングは緑のツリーに映えてセンスもよし! パーティの手みやげにもぴったりです。

約10枚分

材料

分量

下準備・メモ

【クッキー生地の材料】
 
 
無塩バター
50g
常温でやわらかい状態にしておく
粉砂糖
40g
 
卵黄
1個分
 
バニラオイル
5~6滴
 
薄力粉
100g
 
打ち粉(強力粉など)
適量
 
【アイシングの材料】
 
 
粉砂糖
80g
 
卵白
約15g
 
作り方
手順1
クッキー生地の材料を用意する。
手順2
アイシングの材料を用意する。
手順3
【クッキー生地】を作る。[カプセルカッターキャトル]に無塩バターを入れ、数回、「パルスプッシュ」する。粉砂糖を加え、よく混ざるまで撹拌する。
手順4
③に卵黄とバニラオイルを加え、再び撹拌する。
手順5
薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで撹拌する。
手順6
⑤を台の上に取り出し、全体がまとまるまで軽くこねる。
手順7
ラップをかぶせ、上から手のひらで押して2cmほどの厚さに、四角く整える。全体をラップで包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせる。
手順8
台の上にオーブンペーパーを敷き、軽く打ち粉をし、冷蔵庫から出した生地をのせる。生地にラップをかぶせ、上からめん棒で5mm厚さに伸ばす。 ※めん棒の向きを少しずつ変えながら伸ばすと均一な厚さになる。
手順9
クッキー型で生地を抜く。オーブンの天板にオーブンペーパーを敷き、抜いた生地を間隔を空けて並べる。余った生地はひとまとめにし、⑧と同様に伸ばして型で抜く。
手順10
抜いた生地に、竹串の背などを使ってひもを通す穴を開ける。
手順11
170℃に予熱したオーブンで20分焼く。焼けたらケーキクーラーなどにのせ、しっかりと冷ます。
手順12
【アイシング】を作る。小さいボウル(または器)に粉砂糖を入れ、卵白を少しずつ加えながら、小さめのへらなどでよく混ぜ合わせる。すくった時に筋が数秒かけて流れ落ちるくらいの硬さになるよう卵白の量を調整する。 ※ゆるい場合は粉砂糖を、硬い場合は卵白を1~2滴加えて調整する。
手順13
小さい絞り出し袋に⑫を入れ、口を折りたたんで閉じる。先端をほんの少しハサミで切り落とす。
手順14
⑪のクッキーに好みの模様を描き、アイシングがしっかり固まるまで乾燥させる。アイシングを広い面に塗る場合は、絞りだし袋の口を大きくしたり、スプーンで直接かける。
手順15
アイシングが乾いて硬くなったら、クッキーに紐を通す。

村山由紀子’S POINT

  • クッキー生地は、⑦の状態で冷凍すれば、1カ月ほど保存可能です。冷蔵庫で解凍してから使ってください。
  • 生地の多少のこねすぎは気にしなくてOK。ただし、きれいな焼き上がりのためにはしっかり寝かせてください。
  • クッキー生地は、ラップをかぶせた上からめん棒で伸ばすと生地がくっつかず、きれいに伸ばせます。
  • クッキー型で抜く時に生地がやわらかくなっていたら、冷蔵庫で5~10分ほど冷やすと型抜きしやすくなります。
  • ツリーに数日飾る場合は、湿気や汚れ防止に透明の袋などに入れて飾るといいでしょう。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。料理撮影、ケータリング、出張料理、料理ワークショップなど、さまざまな食を生み出す工房「食房ボッカ」を主宰。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『天板1枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)、『女子飲みの友 スパイスおつまみ』(講談社)、『パンのおかず50』(実業之日本社)など。
http://murayamayukiko.com

Photo_sono(bean)  Direction_Mio Fujimoto(Winner’s) Text_Ako Matsuda