料理家 村山 由紀子さん

秋を楽しむ手作り絶品スイーツ <全5回>

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする料理家・村山由紀子さんによるレシピ連載。今月のテーマは自分で作れちゃう絶品スイーツ。秋を楽しむ、とびっきりおいしいスイーツレシピを厳選して教えていただきました。レコルトアイテムがあれば、完成度の高いスイーツが手作りできちゃいます。この秋は、手作りスイーツのおいしさと楽しさを堪能してみませんか♪

マロンクリームロールケーキ

秋の味覚“栗”を使ったロールケーキ。ふわふわっ&しっとりのスポンジ生地でマロンクリームとマロングラッセを包み込んだ絶品スイーツです。手順は多いようで実は簡単!材料と道具をしっかり準備しておけば、順番通りにハンディブレンダーで撹拌したり、ゴムべらで混ぜたりするだけで生地もクリームもあっという間に作れちゃいます。パーティーやお祝いごとに手作りすれば喜ばれること間違いなし!

27cm角のロールケーキ型1台分

材料

分量

下準備・メモ

【生地】
 
 
卵黄
80g(約4個)
 
卵白
130g(約3個)
 
きび砂糖
60g
 
薄力粉
35g
ふるっておく
バター
30g
湯せんで溶かしておく
【マロンクリーム】
 
 
マロンペースト
150g
 
生クリーム
100ml
 
ラム酒
5ml
 
【フィリング】
 
 
マロングラッセ(割れ)
80g
 
作り方
手順1
材料を用意する。
手順2
【生地】を作る。ボウルに卵黄と20gのきび砂糖を入れ、[ハンディブレンダー スリム プラス]の[ビーター]で白っぽくもったりするまで撹拌する。
手順3
別のボウルに卵白と残りのきび砂糖を入れ、泡立てる。[ビーター]ですくい上げ、ボウルにたれた卵白筋がくっきりと残るくらいまで泡立てる。
手順4
③に②を加え、ゴムべらで混ぜ合わせる。
手順5
ふるっておいた薄力粉をさらにふるいながら加える。
手順6
ゴムべらでさっくりと混ぜ合わせる。
手順7
溶かしたバターを全体にまわし入れ、ボウルの底からキレイに混ぜ合わせる。
手順8
オーブンを200℃に予熱しておく。
手順9
オーブンペーパーを敷いた型に流し入れる。
手順10
スケーパーなどを使って生地を平らにならし、オーブンで12分焼く。
手順11
焼けたら、オーブンから取り出し型から外して熱を冷ます。
手順12
冷ますとき、上にオーブンペーパーをかぶせておくと生地の乾燥を防ぐことができます。
手順13
【マロンクリーム】を作る。ボウルに生クリームを入れ、氷水にあてながら[ビーター]で撹拌し、八分立てにする。
手順14
マロンペーストを加える。
手順15
さらに撹拌する。
手順16
最後にラム酒を加え、ゴムべらで全体を混ぜ合わせる。
手順17
ケーキを仕上げる。生地を上下ひっくり返してオーブンペーパーをはがし、⑯のクリームを全体に塗る。
手順18
マロングラッセを散らす。
手順19
手前から巻く。
手順20
巻き終わりを下にしてラップで包み、冷蔵庫で3時間〜ひと晩ほど休ませる。

村山由紀子’S POINT

  • 材料はあらかじめ計量し、下準備をしておきましょう。
  • 生地を焼く型にはあらかじめオーブンペーパーを敷いておきましょう。 
  • 生地を平らにならしたら、天板の底を一度手でたたいて空気を抜くとキメの細かい生地が焼けます。
  • 焼けた生地は、型から外して木のまな板に置き、上側にオーブンペーパーをかぶせて冷ましましょう。程よい水分を保ち、生地の乾燥を防ぐことができます。
Profile
村山 由紀子(むらやま ゆきこ)
料理家

素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする。料理撮影、ケータリング、出張料理、料理ワークショップなど、さまざまな食を生み出す工房「食房ボッカ」を主宰。著書に『ベジヌードル』(主婦と生活社)、『天板1枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)、『女子飲みの友 スパイスおつまみ』(講談社)、『パンのおかず50』(実業之日本社)など。
http://murayamayukiko.com

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