フードコーディネーター/料理家 こてら みやさん

夏のスパイシー常備菜 <全5回>

自家製びん詰めや常備菜作りをこよなく愛するフードコーディネーター/料理家のこてら みやさんに、レコルトアイテムで作る常備菜をご紹介いただく連載。マリネ、ペースト、スープなど、スパイスや香味野菜をきかせた暑い季節にぴったりのレシピを、おすすめの食べ方や保存テクニックとともにご紹介します。

焼きパプリカのマリネ

焼いて皮をむいたパプリカを、にんにくやスパイスと一緒にオリーブオイルに漬け込むレシピです。いつもはオーブンやグリルで皮が真っ黒になるまで丸焼きにするのですが、[ホームバーベキュー]で作ったらもっと簡単においしくできました。その理由は穴あきの[バーベキュープレート]。フタをすればプレート全体が程よい蒸し焼き状態になり、さらにパプリカの余分な水分が抜けて、果肉が甘〜くとろとろになります。皮をむくので口当たりがよく、そのままでペロリとおいしいおつまみになりますし、サンドイッチやパスタの具材として、また、お肉料理などの付け合わせにもおすすめです。

作りやすい分量

材料

分量

下準備・メモ

パプリカ(赤・黄)
各1個
へたと種を除いて8等分のくし形に切る
適量
 
オリーブオイル
適量
 
【A】にんにく
1かけ
皮をむいて潰す
【A】オリーブ(種なし)
6粒
ざく切りにする
【A】粒こしょう
小さじ1/2
 
作り方
手順1
材料を準備する。
手順2
[ホームバーベキュー]に[バーベキュープレート]をセットしてオリーブオイルを薄く塗り、パプリカの皮を下にして並べる。
手順3
パプリカの内側に軽く塩をふり、フタをしてツマミ[2]/中火で15分焼く。
手順4
パプリカを裏返す。
手順5
全て裏返したら、再びフタをしてさらに12分焼く。
手順6
パプリカがしんなりしたら取り出す。
手順7
パプリカが触れるくらいに粗熱が取れたら皮をむく。
手順8
清潔なびんにパプリカを入れ、塩小さじ1/4を加えて混ぜ合わせたら5分ほど置いてなじませ、【A】を加える。
手順9
パプリカがかぶるくらいまでオリーブオイルを注ぎ入れる。
手順10
全体をサッと混ぜる。
手順11
2〜3時間(できればひと晩)置いて味がなじんだら食べごろ。

こてら みや’S POINT

  • 冷蔵庫で約1週間ほど保存できます。
  • オリーブはブラックとグリーンを半量ずつ使いましたが、どちらか1種類でもおいしく作れます。
  • パプリカの焦げが気になるときは、皮をむく時にキッチンペーパーでやさしくこすって取り除いてください。
  • オリーブオイルはパプリカの香りが移って美味!捨てずに、トマト煮込みやパスタなどにお使いください。
Profile
こてら みや(こてら みや)
フードコーディネーター/料理家

京都・祇園生まれで子どもの頃より京料理やおばんざいに接して育つ。料理制作、スタイリング等、食の総合的なコーディネーターとして活動。特にスパイスや香味野菜など「香り」をいかした料理に定評がある。著書『365日、おいしい手作り!「魔法のびん詰め」』『春夏秋冬の魔法のびん詰め」ともに(三笠書房)、『今日はごちそう!こてらみやのしあわせ週末ごはん』(ワニブックス)、『ひとり分からできる 作りおき上手のやりくりレシピ12か月』(家の光協会)など。

ブログ「オサルノビタミン」
Instagram @osarumonkey

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